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Fedora をおすすめする 3 つの理由

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自分が普段の開発で使っているサーバは半数が Fedora です。自宅の PC も当然 Fedora です。

Fedora は Red Hat が強力に支援しており、安定よりも最新の技術を積極的に取り込むディストリビューションです。 Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のベータ版としての側面もあり、Fedora の成果が RHEL へ取り込まれています。今回は Fedora をおすすめする理由を書いてみます。

最新環境がすぐ手に入る

Fedora の特徴として半年ごとのリリースサイクルがあります。「私たちは未来を真っ先に見ることができるよう、常に Fedora を前に進め続けます」とあるように、Fedora は最新の技術を積極的に取り入れます。安定を重視する RHEL や CentOS との大きな違いです。

Fedora の標準リポジトリを見てみると、ほとんどの場合、その時点の最新バージョンが提供されています。 2013/2 時点だと、Ruby なら 1.9.3 系、PHP なら 5.4 系、MySQL なら 5.5 系といった感じです。

最近のニュースだと、次の Fedora 19 から MariaDB を正式採用すると発表がありました。 MariaDB は MySQL からフォークしたオープンソースのデータベースで、2012/12 に MariaDB Foundation が立ち上げられました。

ほかのディストリビューションでもソースコードからコンパイルしたり、外部レポジトリを追加すれば新しいバージョンが使えますが、環境構築で時間を食ってしまうのは避けたいところ。

Red Hat 系である

最新の技術が使えるディストリビューションとして、国内でも人気の Ubuntu があります。 Ubuntu ではなく Fedora をおすすめする理由は Fedora が Red Hat 系だからです。

自分がこれまで経験してきた中で、仕事で触れるサーバのほとんどが Red Hat 系でした。会社によると思いますが、Web エンジニアが触れるサーバは Red Hat 系が多いのではないでしょうか。 Fedora と RHEL はコマンドやディレクトリ構造、OS の設計思想がとてもよく似ています。そのため、プライベートで勉強したことがそのまま仕事で活かせます。

誤解のないように書いておくと、Ubuntu やほかのディストリビューションが劣っていると言いたいわけではありません。それぞれにメリット・デメリットがあり、自分の場合は Red Hat 系を使った方がメリットが多いということです。

Red Hat の支援

Red Hat が支援しているというのもポイントです。 CentOS などの RHEL クローンはオープンソースのコミュニティに頼っているため、RHEL のアップデートに追従できずにリリースが遅れたり、中心人物が去ることで開発コミュニティが廃れてしまうことがあります。

その点 Fedora は Red Hat の強力な支援を得ているので、これらの問題が起きにくいコミュニティになっています。

メリットばかりじゃありません

Fedora にもデメリットはあります。それは、最新を追い求めるがゆえのサポート期間の短さです。 2 つ先のバージョンがリリースされた翌月までというルールになっていて、13 ヶ月でサポートが打ち切られます。事前の動作検証やアップデートの手間を考えると、企業の本番サーバではなかなか採用しづらいと言えます。 mixi も Fedora を使っているようですが、OS のアップデートにとても苦労されています。

とはいえ、個人で開発目的に使うなら Fedora は最高のディストリビューションだと思います。まだ使ったことがない人は、ぜひ一度お試しを! I love Fedora :-)