年収の上昇率を個人目標の KPI にしているワケ
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少し前に Twitter にこんなことを書きました。
エンジニアの給料は技術で世の中に貢献して感謝された結果だと思っているので、個人的には年収の上昇率を KPI にしています。世の中の役に立っていれば、あとから結果は付いてくるはず。
— Manabu Sakai (@manabusakai) May 22, 2018
このことについて若手のエンジニアと話す機会があったので、せっかくなのでもう少し詳しく書いてみようと思います。
感謝が先、お金はその結果
数年前から年収の上昇率を KPI とした目標を毎年立てています。年収なので会社からの給与所得に限りません。自分の場合は個人事業で技術アドバイザーもやっているので事業所得も含みます。
過去には「10 年間の投資でもっともリターンが大きかったのは自分への投資」という記事も書きました。
なぜこんな目標を立てているのか?
それは年収という目に見えるお金のリターンは、自分のスキルがどれだけ世の中の役に立っているかを客観的に表す と思っているからです(大切な家族を守るためにお金が必要なのは言うまでもないのでここでは触れません)。
もちろん、年収の上昇率はさまざまな要因で決まります。自分でコントロールできない要素もあるので短期的には上下するでしょう。ですが、長期的に見ればこの KPI は有効だと感じています。
自らの経験でも、お金が先に来る行動を取ったときにうまくいった試しがありません。冷静になって考えれば当たり前で、Give していないのに Take することだけ考えている人を誰も応援してくれません。
- 自分のスキルを世の中のために役立ててまずは Give する
- 年収という Take は Give の度合いに応じて後から決まる
こう考えれば年収の上昇率は自分の Give 次第で決まることになります。年収が増えないという Take にだけ注目しているうちは何も変わらないのです。
年収の上昇率が思うように伸びないとき、それはもしかしたら「自分の Give が足りていないのかも」と考えたほうが幸せになれると思うのです。
自分はこういう考え方をロールモデルとなる人から学びましたが、『幸せな人は「お金」と「働く」を知っている』を読んでさらに確信が持てました。まだ読んでことがない方は、ぜひ手に取ってみてください。