「許可より謝罪」と「やってみなはれ」
Posted on
この投稿は社内の Qiita:Team に書いた記事を加筆・修正したものです。
freee の SRE チームでプレイングマネージャーをやっていますが、メンバーから許可を求められたときに口酸っぱく言っている言葉があります。
「許可より謝罪」
詳しくは吉岡さん (@hyoshiok) のブログを読んでみてほしいのですが、要点を引用させてもらうとこんな感じです。
何かをやってうまくいくこともあれば失敗することもあって、その試行錯誤によって人は学んでいく。延々と議論ばっかりして思い悩んで何もしないというのは単に時間を浪費しているだけだ。
許可を求めるという行動は、許可をされていないことは決してしないということで、指示されたことはやるけど、指示されていないことはやらないということの裏返しだ。
自分で考えて自分で行動する。それだけの話だ。もちろん、それは誰かに指示されるより自分で考える分大変だ。責任も伴う。何かをやってみる、ハッカー精神でもある。
社内でも「目先のタスクに追われて、やりたいことができない」といった話を耳にします。
でも、ユーザーにとって本当に価値があると思うなら勝手にやったらいいんですよ。 freee には出る杭を打つ人はいないじゃないですか。
freee のメンバーがもっとも大切にしている価値観は「マジ価値」です。マジ価値とは、ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることをする、ということです。主語はあなたでも、マネージャーでもなく、常に「ユーザー」です。
「やってみなはれ」
メンバーがやりたいと手を挙げたとき、"No" と言う理由が 100 個あっても、"Yes" と言う理由が 1 個でもあれば「やってみれば?」と言うように心がけています(京都人じゃないので「やってみなはれ」とは言わないですが 笑)。
もともとは松下幸之助さんの本で知った言葉だったと思いますが、サントリーの創業者も同じことを言っていました。
創業者鳥井信治郎は、どんな苦境に陥ちこんでも自身とその作品についての確信を捨てず、そして、たたかれてもたたかれてもいきいきとした破天荒の才覚を発揮しつづけた人であった。
それを最も端的に伝える言葉として彼がことあるごとに口にした日本語が『やってみなはれ』である。
(中略)
現状に甘んじることなく、異分野・新しいことへの挑戦を続ける。
いまの上司や役員、また前職でお世話になった上司もそういうタイプの人で、チャレンジを快く応援してくれたからこそ今の自分があります。
そういうわけで、やりたいことがあるのであれば「やってみなはれ」。 マジ価値であるならば、チャレンジする価値は十分です。
そんじゃーねー。