SRE NEXT 2020 に登壇しました
Posted on
1/25 (土) に開催された「SRE NEXT 2020」に登壇させていただきました。「freee のエンジニアは障害から何を学び、どう改善しているのか?」というタイトルで、障害からの学びや改善の取り組みをできる限り赤裸々にご紹介しました。
Fintech の枠を超え社会インフラになりつつある freee のプロダクトですが、残念ながら障害はゼロではありません。想定外の障害もあれば、単純なオペミスによる障害もあります。ですが freee のエンジニアは障害から学びを得て、常に改善を繰り返しています。
個人の失敗を責めても何も始まりません。失敗を許容する文化を根付かせ、失敗から学ぶ文化をどう育てるか? このセッションでは freee で実際に取り組んでいる障害からの学びと改善策をご紹介します。
スライドを見てもらうと分かりますが、過去の大きな障害をあえて取り上げています。このセッションのゴールを「障害対応に課題を感じている人が、改善のための第一歩を踏み出そうと思えるようになること」としたので、キラキラした成功談では刺さらないと思い、勇気を出して失敗談を話すことにしました。そのおかげか、多くの方から共感のフィードバックをいただけました。
また、さまざまなバックグラウンドをお持ちの方が集まるだろうと予測していたので、あえてターゲットを絞ったのも功を奏したように思います。これは自分の勝手な想いですが、8 割の人が「いいね」と思う発表よりも 1 割の人に「明日から自分たちも変えていくぞ!」と行動してもらえるような発表をしたいと常々思っています。
最後に KPT 形式で今回の登壇を振り返っておきます。
- Keep
- CFP (Call for Proposal) が採択された
- 継続的に登壇して社内の事例をアウトプットできている
- 積極的にスポンサーブースを回った(引っ込み思案なので普段はなかなかできない)
- SRE の横の繋がりを広げられた
- Problem
- 登壇枠を見誤った(20 分枠で応募したがリハーサルしたら 35 分だった)
- 4 割くらいカットしたので、ストーリーの詳細について話せなかった
- Try
- CFP を出す段階である程度の登壇時間を見積もる
- ネガティブな情報を話すときは早めに社内レビューに回す
おわりに
最後になりましたが、セッションにご参加いただいた皆さま、また貴重な機会を作っていただいた運営スタッフの皆さまに感謝です! 随所に運営の方のホスピタリティが感じられる場面があり、とても心地の良いカンファレンスでした。本当にありがとうございました!