「インフラエンジニアの教科書 2」はすべてのエンジニアに読んでほしい良書

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「インフラエンジニアの教科書 2」を読んだので、感想をメモしておきます。

筆者の @sanonosa さんとは違い、自分はハードウェアを扱わないクラウド寄りのインフラエンジニアですが、とても勉強になりました。

「はじめに」から引用します。

OJT による実地訓練を通してインフラエンジニアとしての経験を積んでいるうちにさまざまなことができるようになったとしても、インフラエンジニアに必要な基本的な知識をしっかり押さえないまま経験だけが増えていくと、一応いろいろなことができるようになったけれども、詳しく知らないし、他の人に説明できない、といったことが増えてくるようになります。

まさに、インフラエンジニア 1 年目はこんな漠然とした不安を感じていました。普段の業務はこなせても障害になると手が出せないという状況で、いま思えば基礎技術が圧倒的に足りていませんでした。そんな苦しいときに先輩から教えてもらったことがこの本には詰まっています。もし自分が後輩に教える立場になったら、まずこの本を熟読するようにアドバイスします。

参考になったところ

この本を読んで個人的に参考になったのは後半部分でした。

  1. プロトコル
  2. OS
  3. ネットワーク
  4. データベース
  5. Web のサーバサイド開発言語
  6. 共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式
  7. 障害対策と障害対応
  8. よく知られたセキュリティ攻撃
  9. インターネットの運用と発展をつかさどる組織や団体
  10. RFC の読み方と作られ方
  11. 世界規模のインターネットサービス運営
  12. インフラエンジニアとして目指す方向

前半の 1 〜 6 章はだいたい知っている内容で自分にとって目新しさはありませんでした。この前半部分は経験が浅いときに読みたかったですね(インフラ経験が少ない人は、前半部分だけでも買う価値があります)。

後半は他の本ではなかなか見かけないテーマが多く、特に 10 章の「RFC の読み方と作られ方」や 11 章の「世界規模のインターネットサービス運営」は参考になりました。筆者が LINE 株式会社のエンジニアなので、LINE で培ったノウハウが凝縮されています。また 12 章の「インフラエンジニアの目指す方向」は、自身の体験も踏まえて書かれているので説得力がありますね。

7 章の「障害対策と障害対応」はもう少しページを割いてほしかったですが、障害対応は場数を踏まないと身につかないので、この本で基礎を学んで現場で経験を積みましょう。

ところどころに出てくるコラムも必読で、へぇ! とうなずく内容がいくつもありました(気になる方はぜひ読んでみてください)。

まとめ

タイトルにインフラエンジニアとありますが、昨今はアプリケーションエンジニアも当たり前のようにインフラを触ります。場当たり的に学んできた方、インフラに苦手意識を持っている方にもおすすめできる良書です。

最後に、freee はインフラエンジニアも募集しています。興味を持った人は Wantedly からエントリーするか、ゆるく話を聞いてみたいという人は @manabusakai までメンションしてください!