開業して半年経ったので振り返ってみる
Posted on
今年の 1 月から個人事業主として開業しましたが、もうすぐ半年になるので振り返ってみたいと思います(参考: 2017 年から個人事業主として開業します)。
仕事
おかげさまで、渋谷のスタートアップ 2 社から継続的にお仕事をいただいています。どちらもお手伝いしていることを公表していいと言っていただけたので社名も公開します。
- ディライテッド株式会社
- iPad 受付システム「RECEPTIONIST」を提供
- 株式会社 Combinator
- リファラル採用をサポートする「Refcome」を提供
どちらの会社もまさに急成長している段階です。
- Slack やチャットワークと連携する受付システム「RECEPTIONIST」、運営元が資金調達
- リファラル採用ツール「Refcome」の Combinator が BEENEXT などから 5000 万円の資金調達、開発・サポートを強化
どちらも BtoB のサービスですが、freee とは違うステージにいる段階なので本業とは違った経験をさせていただいています。自分は仕事をする上で、お金よりも応援したいと思うかどうか、また世の中に必要とされているかどうかを大切にしているので、この 2 社のサービスをお手伝いできてとても嬉しいです(問い合わせをいただいたものの、お断りした会社もあります)。
お手伝いしていることは、データ分析基盤の構築や Infrastructure as Code といったコード化のサポート、あとは AWS アーキテクチャの見直しなどです。時間の切り売りにならないように、意図的に少し背伸びしないとできないことにもチャレンジさせてもらっているので、日ごろの技術検証や下調べは欠かせません。
時間
いまは本業に加えて育児もあるので、個人事業の仕事は少しセーブしています。平均すると週に 3 〜 4 時間といったところで、本業とうまく両立できています。
作業するのは平日の早朝か、土日にまとまった時間を作って集中してやっています。平日は技術検証や下調べに使って、土日に集中して手を動かすことが多いです(パートナーの協力があってこそなので感謝です!)。
あとは、月末月初に請求書の作成や入金の確認などバックオフィス業務が少しありますが、会計 freee を使っているおかげで 1 時間もかかりません。
余談ですが、自分たちが提供しているサービスをユーザーと同じ目線でドッグフーディングすると学ぶことがとても多いです。たとえば、freee のサービスは月末月初にアクセスが急増するのですが、この時期に障害が起きるとどれだけユーザーに迷惑をかけるか、頭で理解するのではなく身をもって知ることができました。
お金
多くの人が気になるであろうお金についても書いておきます。
上で紹介した 2 社以外にも個人で Web サービスの運営もしています(もともと趣味でやっていたものを個人事業の仕事として引き継ぎました)。それらも合わせると個人事業での収入源は 4 つになり、本業と合わせると 5 つになりました。
個人事業の売り上げは本業の給与(手取り)の 3 割くらい。週に 3 〜 4 時間しか割いていないので、これだけの収入が得られれば御の字です。
開業する前から本業の収入だけに頼るのはリスクだと考えていたので、複数の収入源を作る自信が持てたのはよかったです。将来的には数万円といった小さな収入源をさらに増やせればと思っています(個人事業でやるかは別にして)。
まとめ
本業だけでは得られなかった経験や人脈ができ、お金以上に得るものが大きかったというのが率直な感想です。個人事業の方でも素敵な人たちにも恵まれ、個人事業を始めてからますますハッピーになっています!
まずは、今お手伝いしている仕事でさらに貢献して、ゆくゆくは BtoC のサービスをやっている会社もお手伝いしてみたいなと思っています。