AWS re:Invent 2018 に参加してプレイングマネージャーを下りる決断をした

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この記事は 裏 freee developers Advent Calendar 2018 の 2 日目です。

タイトルにもあるとおり、11/26 - 11/30 までラスベガスで開催された AWS re:Invent 2018 に参加してきました。この記事はまさに帰国途中の空港から書いています。

AWS re:Invent 2018

re:Invent は初めて参加しましたが、とても充実した時間を過ごせました! また re:Invent に参加して自分の中で大きな変化がありました。当初は Advent Calendar に参加レポートを書くつもりだったのですが、今回はその変化について書いてみようと思います。

AWS との出会い

自分が初めて AWS を触ったときは、まだ東京リージョンもなく、サービスの数も両手で数えられました。はっきり覚えていませんが、アカウントを作ったのは 2010 年の後半だったと思います。その後、JAWS-UG のイベントで @yoshidashingo さんのセッションを聞いて AWS にのめり込んでいくようになりました。

2015 年には 3 か月で AWS 認定をすべて制覇し、それがきっかけで AWS (アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社)の面接を受けてオファーをいただきました。最終的にそのオファーは蹴って、現職の freee に転職しました。

このように、AWS は自分のエンジニア人生の中で強い関わりがあるクラウドサービスです。

技術がわからないプレイングマネージャーなんて必要ない

話は変わりますが、今年の 7 月から freee の SRE チームのプレイングマネージャーをやっています。 freee でプレイングマネージャーに求められることは、チームのアウトプットを最大化すること、そしてチームメンバーの成長をサポートしつつ良いチームを作っていくことです。

実際に半年ほどプレイングマネージャーをやってみて、自分自身の課題に感じていることがあります。

  • 本業の 50% 以上はマネージャー業で、技術に割く時間が確実に減っている
    • プライベートな時間もマネジメントに関する本を読んだりしている
    • 子どもがまだ小さいので、これ以上プライベートな時間を充てることは難しい
  • 個人事業でお手伝いしている会社の方が技術的なチャレンジングができている
    • 本業では時間のかかるチャレンジングなタスクは他のメンバーにお願いしている
    • 結果的に本業で技術力が上がっている実感がない
  • SRE テックリードの @mumoshu さんとの技術力の差に愕然とすることがある
    • その差を埋めるための時間を作ることも難しい
  • これまで貯金した技術力を取り崩している感じが拭えない
    • 貯金するペースが落ちているので、いずれは底をつく不安

技術力の貯金が底をついたとき、技術がわからない人間がプレイングマネージャーをやっていることになります。チームにとってこれほど不幸なことはありません。優秀なメンバーほど優秀なマネージャーの元で働きたいと思うものです。

re:Invent で AWS のエンジニアや他国のエンジニアとコミュニケーションする中で、ますますその焦りは強くなりました。圧倒的なスキル差を否が応でも自覚させられました。そして今はマネージャーのスキルを磨いているときじゃないとも感じました。

面接のときによく質問されるのですが、freee ではマネージャーとメンバーに上下関係はなく、あくまでも役割の違いでしかありません。組織運営上、マネージャーの方が強い権限を持つことはありますが(たとえば経費申請の承認とか)、それ以外は常にフラットです。なので、マネージャーからメンバーに戻るパスは用意されていますし、実際そういうパスを辿った人は多いです。

次のプレイングマネージャーが見つかるまでは責任を持って続けるつもりですが、今一度、技術力を磨くためにプレイングマネージャーを下りる決断ができたのが re:Invent での大きな変化でした。

おわりに

一度は参加してみたいと思っていた re:Invent に快く予算を出してくれた freee に感謝しています! 自分の中で re:Invent への参加は大きな転換点になりそうな予感がしています。

これからも技術を使って多くの人にハッピーを届けていきたいと思います!

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